佐渡版画村美術館
版画家・故高橋信一氏の佐渡版画運動の成果といっていい、全国でも珍しい美術館。佐渡版画村美術館は、旧相川裁判所の建物を利用して昭和59年に開館。版画家であると同時に優れた教育者でもあった高橋氏が、「佐渡を版画の島に」と、佐渡版画運動を展開。真野地区の「山の版画村」や相川地区の「海の版画村」をはじめ、島内各地に版画グループが生まれ、やがてそれらが結集して、佐渡版画村が誕生した。館内には、佐渡在住の会員たちの作品350点ほどの常時展示。会員はアマチュアだが、版画とは思えないほどカラフルで繊細な作品が多く、そのレベルの高さには定評がある。版画のモチーフは佐渡の自然や歴史が中心で、なによりも佐渡を愛する心が強く、見る者を感動させる作品が揃っている。
日本アマチュア秀作美術館
アマチュア作品の秀作を収蔵・展開することが目的ですが、併せて特別に著名人の作品を収蔵し、ひろくみなさんに公開・観賞いただいております。[特別収蔵作品提供者]海部俊樹(元内閣総理大臣)、住吉弘人(コスモ石油株式会社)、森繁久彌(文化勲章受章者、俳優、名誉館長)、深見吉之助(元社団法人日本工芸界理事長)、岡田包義(元官選北海道長官)、渡辺俊男(医学博士、(財)余暇開発センター顧問)、大槻文平(元経団連顧問)[主要展示品]夏目漱石、チャーチルをはじめ、国内外の著名な政経文化人の作品9点とわが国最大のアマチュア美術展「国民文化祭」、「サロン・デ・ボザール展」の優秀作品を100点展示、また、平成8年5月一部増築、地元主審出身でわが国の絵画指導者の養成と美術文化の向上に功績を残した故・中川司気大の遺作品を70点展示。