手打海岸
手打の町に面した、全長約2キロに渡る美しい砂浜。毎年6月になると海ガメが産卵するためにやってくることから、地元の人達からは別名「海ガメの里」とも呼ばれている。もちろん海では泳ぐことも可能だが、きれいな貝殻などを拾い集めながら白い砂浜の上を歩くビーチコーミングもなかなかおもしろい。
里風力発電所
里港から一際目立ってよく望める山の上で回る高さ30メートルの大きな風車。この正体は九州電力の風力発電用の風車で、直径28メートルの大きな羽根で風を受け電力を生み出しているという優れモノ。無人全自動で1分48回転している。自動音声案内が流れる装置もあるので、ちょっとした勉強もできそうだ。
貝池・なまこ池
長目の浜からの展望を楽しんだ後は、ぜひ貝池となまこ池まで足を延ばしてみよう。なまこ池は甑島最大の湖で、その名の通りなまこも生息する半淡水湖。貝池は30億年前の微生物クロマチウムも生息し、幾重にも層がつくられているという学術的にも非常に珍しい貴重な湖で、どちらも美しく散策するには最適だ。
甑大明神橋
上甑島と中甑島の間に架かる全長420メートルの斜張橋。架橋地点にあたるヘタの串にはせいろの形に似た大きな岩そのものをご神体とする甑大明神が祭られており、甑島の地名の発祥の地だという説もあるのだとか。橋の両脇のたもとにそれぞれ展望施設があり、美しい眺望を楽しむことができるのも嬉しい。
ヨロンダイビングサービス
「与論は川がないので透明度が違う。砂漠やケープ、ドロップオフなど地形も面白い」とオーナーの竹下さん。夏は島の北側、冬は南側と、与論は一年中ダイビングOK。上級者と初心者が一緒に楽しめる「宇勝のアーチ」をはじめ、「のどちんこホール」や「長崎の塔」などポイントも多い。珍しい魚に会えるかも?
栖林神社
祭神は、19代島主種子島久基。1863年に23代島主久道夫人の松寿院が、久基の甘藷栽培等の偉業に感謝し創建された。神社の名は久基の晩年の号「栖林」に由来しているとか。境内には、種子島歴代の墓「御拝塔墓地」があり、小さな墓石を大きな墓石で包むように独特な形の墓が、神社を見守っている。
本源寺
1469年に11代島主種子島時氏が創建した寺社。西之表市役所隣りに移されたのは1562年のこと。もともと律宗だった種子島家が時氏の代に法華宗に帰依し、その後、全島あげて法華信仰が広まったと言われている。境内には、大鐘や日蓮大聖人の碑がある。石塔群、叶宝などの文化財も保存されている。
伊良部島・下地島
小さい島に豊富な観光名所がある。人魚伝説が残る「下地島の通り池」は誰もが好奇心を誘われる場所。伊良部島南部にある全長800mもの白浜が広がる「渡口の浜」は夏になると、ジェットスキーなどのマリンスポーツを楽しむ人々で賑わう。また、下地島には日本で唯一のジェットパイロット訓練飛行場がある。
サキシマスオウノキ群落
古見集落の手前の前良橋近辺では、仲間川沿いにあるものより小ぶりなサキシマスオウノキが群落を作っている。ここは県道からちょっと入っただけで行けるので、興味のある人はここからいってみるのもオススメ。大きなシダの葉っぱがうっそうとしていて、きっと面白い写真がたくさん撮れることうけあいだ。
伊是名ビーチ
島の南西に位置する伊是名ビーチは、訪れる人によって色が変わるビーチ。車のまま施設内に入り、琉球松の林でキャンプやバーベキューをするのも良し。目の前に広がる遠浅な海と約600mある白い砂浜で、屋那覇島を眺めながら海水浴を楽しむのも良し。砂が粗めなのでビーチサンダルは忘れずに持っていこう。
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