砂川奇勝
今からおよそ200万年前に始まる洪積期に、海の底の砂や粘土が積み重なったものが隆起し、丘陵となったもの。白くむき出した地肌が、何かを象徴するように形づくり、そびえている。土質がとても弱く、長い間に雨水などに削られ、今のような奇妙な形になった。この削られた砂が川のように流れるのを見て、砂川という地名がついたという。
山中渓
春には「ソメイヨシノ」や「ヤマザクラ」などが、競うようにたくさんの花を咲かす。夜にはライトアップされ、妖艶な美しさを見せる。駅を降りて左手に桜並木があり、橋を渡った川の反対側も見事な桜並木になっている。春以外にも、初夏には葉桜の下で紫陽花が咲き、晩夏には彼岸花が土手のあちこちに、秋には萩の花が鮮やかな色を添え、四季折々の花を楽しむことができる。