大阪泉大津花き地方卸売市場 (西日本花き株式会社)
花に囲まれるとなぜか嬉しくなる。ここはその卸売り市場。国内外で作られた花を求めて、朝早くから業者の人が買い付けに集まってる。まずは競り室。なんとコンピューター式だ! 電光掲示板に花の名前、値段、出荷者、大きさ等のデータが写し出され、それを見て机のボタンを押して競り落とす。まるで早押しクイズのようだ。5秒とたたずに、次の花へ…。みんな真剣そのものだが、どこか楽しんでるようにも見える。競り落とされた花は、卸売り市場でトラックに積み込まれる。そこにある花の数、多い日で約120万本という。「100万本のバラの花を〜」という歌があったが、こんなにもたくさんの花を一度に見る機会はあまりない。どの段ボールを覗いても、花、花、花…。ここでは「開かれた市場」ということで、積極的に見学者を受け入れている。競りは朝9時前後に終わるので、見たい場合はお早めに出かけることをお勧めします。また、市場の仕組みを解説したビデオもある。ただし、いずれも事前に予約が必要。花屋に運ばれてくるまでの、その姿をぜひ見てほしい。