関西国際空港
関西国際空港は、大阪湾内泉州沖の人工島に浮かぶ、世界初の本格的な海上空港として1994年9月に開港。「関空」という呼び名で親しまれ、2006年7月現在、31ヶ国、71都市を結び、一日あたりの国際定期便の就航便数は101.4便、年間およそ2000万人の旅行者が往来している。旅客ターミナルビルは、4階建ての本館とそこから伸びる南北のウイングから構成され、2階に国内線の出発・到着ロビー、4階に国際線出発ロビー、そして1階に国際線到着ロビーがある。鉄道駅とは2階レベルで直結、バスは空港着が4階、空港発は1階となっており、地上交通への乗り換えがとても便利だ。旅客ターミナルビルにはレストランやお土産売場、マッサージ店なども多い。
岸和田市立浪切ホール
関西国際空港より車でわずか10分の「岸和田市立浪切ホール」は、歴史溢れる街・岸和田にふさわしく、日本の伝統芸能鑑賞をメインに考えられた1552席の多機能ホールをはじめ、多様化する現代舞台芸術のニーズにフレキシブルに対応する全288席の小劇場、多目的ホールのほか、5ヶ国語同時通訳ブースつきの52名の円卓会議が可能な特別会議室に、大・小さまざまな会議室、研修室、本格的な料理に対応可能な調理器具に食器類を完備した「食の交流室」、バレエや演劇、合唱など様々な練習の場として利用できる練習場、各種アンプ、ドラムセットなどを完備した防音対応のスタジオなどがある。いずれも最新の設備を備え付けている。
旧堺燈台
南海電車堺駅から徒歩約15分。明治10年(1877)、旧堺港の突端に建築された旧堺灯台は高さ11.3m。現存する木造洋式灯台としては、旧安乗埼灯台、福浦灯台と並ぶもっとも古いもののひとつだ。ペリー来航に伴う開国で、外国船が安全に航海できるよう各地に灯台がつくられた際のもの。設計はイギリス人技師のビグルストンによるもので、建築費は市民の寄付などで賄われた。当初は灯油ランプが使われ、緑色を帯びた光がはるか沖まで届いたとか。しかし臨海部の埋め立てが進み、昭和43年(1968)にその役目を終えた。現在は国の史跡に指定されている。老朽化に伴い、平成13年〜平成19年3月まで進められていた保存修理工事が終了し、往時の姿が甦った。
永楽ダム
永楽ダムには、ソメイヨシノをはじめとする700本の桜が植えられている。ダムには約2キロメートルの周回路が整備されていて、ランニングや散歩に最適だ。また、付近一帯は奥山雨山自然公園になっており、いくつもの広場やハイキングコースが整備されている。桜が散った後も、様々な人がそれぞれの季節に自然との触れ合いを楽しんでいる。