理学療法士や作業療法士が機能を維持回復を目的として
日常生活の自立を助けるための訓練を行うことです。
訪問リハビリテーションは
理学療法士や
作業療法士が利用者の自宅を訪問し、体の機能を維持、又は回復させる目的で、日常生活の自立を助ける為にリハビリテーションを行うサービスです。
平成18年度の医療改正から、受傷した経過日数により外来リハビリ打ち切りが施行されたため、介護保険での訪問リハビリが注目を浴びることもありましたが、訪問リハビリを行うサービスステーションの数は著しく少なく、なかなか思ったようなリハビリを受けることができないというのが現状のような気がします。(地方だからステーションが少ないのかもしれませんが・・・)

又、リハビリは利用者の身体機能を十分に把握していないと危険も伴います。
うちの父のような状態の場合はリハビリは大変有効なので、通院せずにリハができることはとても有難いことだったのですが、できれば利用したかったのですが、父本人が初めての理学療法士さんのリハを受けることを嫌がり、結局、利用することはありませんでした。
リハビリは看護や介護に比べ、より本人との信頼関係が特に必要な気がします。その信頼関係を築くには少し時間を必要とする場合もあるかもしれませんね。
訪問マッサージ
訪問マッサージとはマッサージ師に訪問してもらい、自宅でマッサージしてもらうことです。
筋肉の麻痺や関節の拘縮などの症状があり、歩行が困難な人や寝たきりの人、主治医により医療マッサージの必要性が認められた人が対象となります。
具体的には脳梗塞やくも膜下出血などで後遺症のある人、脊髄損傷、リウマチ、パーキンソン病、変形性膝関節症、変形性股関節症などの疾病で日常生活が困難な方です。
但し、上記のような疾病が原因でなくても手足の麻痺や関節の拘縮があり、 医師がマッサージが必要と認めた場合は病名に関わらず、受けることができます。
訪問リハビリテーションと訪問マッサージ、なんとなく似ているように見えますが、実態は全く異なります。
まず、訪問リハビリは介護保険扱いですが、訪問マッサージは医療保険扱いです。
介護保険とは全く別物になりますから、訪問マッサージは介護保険の枠に関係なく利用でき、介護保険とも併用OKです。
期間や回数には制限はありませんが、受けるためには必ず、主治医の同意書が必要です。
費用は医療保険扱いになりますので、外来診療で支払う自己負担割合と同じです。
うちの父は数ヶ月くらいは利用してみましたが、やはり、リハビリとマッサージとは違いがあり、父の場合はあまりマッサージによる改善が見られなかったので、本人の希望もあり止めました。
個人個人で症状の違いもありますし、マッサージが有効な方、リハビリが有効な方、それぞれあると思いますので、当事者にあったサービスを受けることが必要かもしれませんね。
家族からすると・・・
「介護保険とは別枠でサービスが受けられるんだったら、受けた方がよりいいんじゃないか?」
とついつい考えがちにはなりましたが・・・。^^;