介護保険で認定が受けられなくても高齢者対策として
受けられるサービスがたくさんあります。
介護保険での認定で
自立の認定になったからと言って、何でも自分だけでやらないといけないというわけではありません。介護保険は利用できなくても、介護保険と同じようなサービスや介護保険にはないサービスなどを各自治体が提供してくれることがあります。
サービスを受けるには若干、条件があるものもありますし、サービスの内容については各自治体で異なりますので、まずは各市町村の高齢対策課に問い合わせてみてください。
(自治体によっては名称が異なるかもしれませんので「高齢者に関する相談を受けてくれる部署はどこですか?」と窓口で聞いてみてください。)
この手のサービスは自分から申請しない限り、誰も教えてくれませんし、誰も手続きしてくれません。
介護保険同様に1割で福祉用具が購入することもできます。
10割丸々の自己負担と1割の自己負担。同じ物を購入するなら1割負担で購入したいですよね。
以下は高齢者に対するサービスの一例です。

(自治体で異なりますので、お住まいの地域がこのサービスをしているとは限りませんのでご注意を!)
在宅生活を支援する
- 配食サービス
1日1食昼食か夕食を配達、その時に安否確認をします
■対象者
・一人暮らしの高齢者
・高齢者のみの世帯
・身体障害者 など食事の準備ができない人
- 寝具洗濯乾燥消毒サービス
■対象者
・一人暮らしの高齢者
・高齢者のみの世帯
・寝具の衛生管理ができない人
- 軽度生活援助
食事の準備や室内の掃除など、簡単な日常生活の手助けをします
(介護保険でいう訪問介護の生活援助)
■対象者
・介護認定で非該当に相当する高齢者で日常生活の援助を要する人
- 訪問理美容サービス
- 日常生活用具の給付
■給付
●防火等の配慮が必要な高齢者
・火災報知器
・自動消火器
・電磁調理器
●介護認定で非該当に相当する高齢者で日常生活の援助を要する人
・歩行支援用具
・入浴補助用具
・腰掛便座
■貸与
●一人暮らしの高齢者などで発作性の疾患などがある人
・緊急通報装置
●低所得の高齢者
・高齢者福祉電話
- 住宅改造費の助成
介護保険と同様、手すりや段差解消や洋式トイレの工事などが行えます。
うちの母は介護認定を受けずにこの高齢者対策でお風呂・トイレ・玄関の手すりの工事を1割でしてもらいました。
寝たきりにならないように予防する
- 生活管理指導短期宿泊
養護老人ホームに短期間宿泊して生活習慣の改善を図ります。
(介護保険でいうショートステイ)
■対象者
・介護認定で非該当に相当する高齢者で社会抵抗するのが困難な人
- 介護予防デイサービス
- シルバー生き生きサロン
家庭介護を支援する
- 家族介護者交流事業
- 男性介護教室
- 紙おむつ等の支給
- 家族介護慰労金の支給
おむつを使われてるお宅はよくご存知だと思いますが、大人用のおむつは結構、値段が高いです。
私の住んでいる市では以下の条件を満たした場合、月額6,000円を上限に紙おむつを1割で指定業者より購入することができました。
毎月、指定業者から電話でおむつの種類を確認した後、自宅まで配達してくれますので自宅を留守にすることもないので大変助かりました。
●受給条件
- 医療機関に入院していないこと
- 介護保険施設や養護老人ホームなどに入所していないこと
- 痴呆対応型共同生活介護を利用していないこと
- 要介護4、又は5に該当すること
- 市民税非課税世帯であること
- 市外へ転出していないこと
(注意:これは私が住んでる市での条件ですので、全ての自治体が共通というわけではありません。)